ユネスコ世界文化遺産「ホイアン旧市街」TAKARA「レストルーム文化」ツアー

プロジェクトについて

「衛生設備の不備がもたらす観光産業への影響」をテーマに、観光地における清潔なトイレの存在は非常に重要であるとして、ダナンより30km南に位置し、国内のみならず世界中から多くの観光客が訪れる世界遺産の街ホイアンに赴きました。そして、ホイアン人民委員長よりTAKARAゼミの活動へのご理解を賜り、KAZIK公園を始まりとして日本式のレストルームの設計指導をするに至り、2022年までに4軒のレストルーム設計・建設工事に協力させて頂きました。KAZIK公園が完成した際には、ホイアン人民委員会委員長のグエン・バン・ソン氏から「レストルームは小さな建物であるが、我々ベトナム人にとってはとても大きな意味のある衛生の重要性を教えてくれた建物です」との感謝のお言葉を頂きました。また、この活動は微力ではありますが、ホイアンに衛生の重要性を伝える役割を果たしています。

ホイアンについて

ホイアンは16世紀末に「海のシルクロード」の拠点地としてポルトガル人、オランダ人、中国人、日本人が来航し、国際貿易として繁栄しました。19世紀には港は衰退しましたが、18世紀末に建てられた古い街並みは残り続け、華僑文化とフランス植民文化が融合してノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。ホイアン市と地元住民の熱心な街並み保存への取り組みで、1999年にリビングヘリテージとして街並み自体が世界遺産として登録されました。1999年は16万人だった年間観光客数は世界遺産登録以降徐々に増え続け、2012年には139万人、2018年には530万人にまで及びました。日本からは17世紀初頭にご朱印船が寄港したのをはじめとして、ホイアンにつくられた外国人移住区に日本人街ができました。鎖国までに発行された354通の朱印状の内1/4がホイアンに向けられたものとされています。最盛期には300人もの日本人が定住し、ホイアンに日本の文化・伝統芸能・建築などを伝えました。その中でも朱印船でホイアンに渡った長崎の商人「荒木宗太郎」氏がベトナムの王女と出会い結婚した物語は今でも両国で伝え継がれています。

KAZIK公園

KAZIK公園は、ホイアンのユネスコ世界遺産登録に尽力したポーランド人の建築家の名にちなんでおり、公園の中央には彼の石像が置かれているホイアンを象徴する公園です。公園から徒歩5分以内…

ドンヒエップ公園

ホイアン市によって、ドンヒエップ島で国際的な大きなイベントを行う場所として、また、お客様が休憩できる憩いの場として、文化活動を行えるような公園のデザイン計画がなされました。その中で…

ホイアン文化スポーツセンター

1999年にユネスコ世界文化遺産に登録された「ホイアン旧市街」。古き良き時代の街並みを今に残す古都ホイアンは、歴史的建造物が並ぶノスタルジックな街並みで、ベトナム屈指の観光地として…

日本文化展示の家

2022年8月26日にユネスコ世界文化遺産に登録されているホイアン旧市街のグエン ティ ミン カイ通り6号(日本橋の3軒隣)に、国内外からの観光客に日越友好関係の軌跡と日本の文化を知って頂くことを…

日越文化空間オープニングセレモニー

2017年11月に、ベトナム・ダナンで開催されたAPEC首脳会議で訪越されていた安倍晋三 元内閣総理大臣が、グエン・スアン・フック元越首相(現:国家主席)の故郷であるホイアンを、フック首相と…

カムフォー寺

開幕した日越文化空間において、ベトナム人社員が茶道を披露し、他にも浴衣の着付け・折り紙・日本伝統工芸品の販売といった日本文化の紹介を致しました。

日本橋

日本橋はホイアンの象徴と言われ、ベトナム紙幣にも描かれています。今から約400年前にホイアンとの朱印船貿易が始まり、17世紀頃には日本人街が存在し多くの日本人がホイアンに移り住んだと…

バクダン通り / 街中のランタン

どこから見ても絵画のように美しい絶景が広がるホイアンにおいて、特に美しいのがバクダン通りから眺めるトゥボン川とカラフルなランタンです。昼間はノンラーを被ったベトナム人や小舟に乗った…