もっとTAKARAのことを知ってほしいから。
4つのストーリーを紹介します。
STORY #01
創立100年を迎える
TAKARAが、
今、やりたいこと。
創業は1924年、水道の配管業から事業をスタート。
TAKARAの創業は、1924年(大正13年)10月、今から100年前のことでした。井戸水を使っていた当時、水道管を引き入れることで当時の生活はずいぶん便利になりました。戦前からはじめた事業を、戦争を経て、戦後、1954年(昭和29年)には株式会社 宝屋工業所を設立。東京都水道局の指定番号171号を取得。昭和30年頃からは、給排水だけでなく空調換気の配管も手がけるようになりました。
設計から施工まで一貫して請け負い、責任を持つ。
時を経て、さらに給排水設備と空調換気設備の知識と技術を培い、分譲マンションや神社仏閣などにも最適な設備プランを提供するように。設計も現場管理も自分たちでやり、職人も50人ほども抱え、メンテナンスまで自分たちでやる。ほぼ専門職以外は外注せず、この業界ではあり得ないことですが、利益を優先するよりも、設計から施工まで自社で完結できる体勢を整えることに注力したのです。設計から施工まで全仕事に責任を持つことで、社外への信頼だけでなく、社内の社員ひとりひとりの信頼が積み上がっていったのです。その信頼は業績=結果につながっていきました。
給排水設備の遅れが、社会問題に直結する途上国。
一貫性のある事業と社員の力で成長を続け、2003年(平成15年)9月に厦門福宝図紙設計有限公司と業務提携を開始。2005年(平成17年)には株式会社タカラを設立。当時はまだ手をつける人が少なかった、衛生設備の知識と技術をアジアの途上国に伝える取り組みをスタートしたのです。設計の仕事で訪れたベトナムでは衛生面の問題に直面。上水道や下水道の設備が整っていないことで、飲み水やトイレの衛生面が確保されておらず、病気になる、女性の安全が守られない、観光客離れが進むなど、給排水設備の遅れが、健康だけでなく、ジェンダーの不平等、観光、経済の問題にまでつながっていました。
ベトナムの建築大学に、衛生を啓蒙するゼミを開校。
その問題の解決の糸口となるべく、2014年に、ベトナムのダナン建築大学で「TAKARAゼミ」を開講。衛生の重要性、給排水設備の技術についての教育を開始しました。大学内のゼミという小さな枠組からソフト面のアプローチをすることにより、ベトナム社会の発展へ間接的に貢献しようと考えたのです。その活動は今も続き、多くの卒業生たちが建築の仕事を通して、ベトナム国内に衛生の重要性を広めています。
アジアや世界で「架け橋」となる人物を育てていく。
現在、TAKARAグループは、建築設備と国際的な文化教育の二本柱で事業を進めています。どちらの事業に携わったとしても、その仕事を起点とし、広い視野を持ち、自分の夢を叶えてほしい、理想に向かって自ら挑戦する人になってほしいと考えています。経営者とは教育者である。その信念のもと、ベトナムやミャンマーの大学でも、TAKARAグループの社内でも人を育てることに何より力を入れています。ひとりひとりと向き合い、技術を身につけ、文化の違いを知ることで、国という枠を超えて新たに共創し、共に生きる道を拓く力をつける。年齢や経験にかかわらず、アジアの、そして世界の架け橋となる人となる。そしてこの先求められる民間外交において中心的かつ重要な役割の担い手となるように、TAKARAグループは支援していきたいと考えています。