STORY

もっとTAKARAのことを知ってほしいから。
4つのストーリーを紹介します。

STORY #04

設備についてもっと知りたい!

04

建築と切っても切り離せないもの、それが設備の工事です。

建築業や建設業という言葉は聞くけれど、何が違うかご存じでしょうか。わかりやすく言うと、建築業は、住居やビルなどの建物に関わる業種であるのに対し、建設業は、建造物を含めた、あらゆる設備や施設、道路やダム、河川整備や空港、森林整備などインフラの設備に関わる業種です。 つまり、建築業は建設業の中の一種として分類されます。 TAKARAグループが担っているのが建築における給排水衛生空調設備です。建設業法の分類でいうと専門工事のなかの⑨管工事にあたります。

実は一つの建物 (マンションや、ビルなど)を建てるにあたっても、上記のたくさん業種が携わっています。管工事業(水・空気に関わる設備配管工事業)は27の専門業種のなかでも少し特殊で、着工(工事のはじまり)から竣工(工事終わり)まで携わる工事なんです。それだけでも水や空気が建物や人が暮らすうえで欠かせないもので、重要な工事であることがわかります。

着工から竣工まで携わる水・空気に関わる設備配管工事業

建築設備は、まさに建物の血管・内蔵・神経、頭脳です。

建物は、構造、意匠、建築設備で構成されています。よい建物は、3つの技術力が一体となって生まれます。設備は、すべての建物に必要なもので、具体的には、電力・照明・通信・空調・給排水・防災・衛生・クリーンルーム・厨房など構造以外のものはすべて設備と言えます。
建物を人間で例えてみると、建物の構造は骨格、建物の意匠=デザインは容姿、建物のさまざまな設備は血管、内蔵、神経、頭脳にあたります。人間の体内に血や酸素が回らないと生きていられないように、水、空気、電気、通信が回らない建物は、ただの箱で、そこに人は住むことはできないのです。

この先、日常生活や産業社会にとって設備はますます重要に。

建築設備は私たちの日常生活から産業社会までさまざまな用途で密接に関係しています。住環境では機器の発達、病院では高度医療機器、公共施設は大型化するなど数十年前と比べ大きく発展してきました。その進化に設備技術も大きく貢献しています。具体的には、空気、水、電気、ガス、通信などを使えるようにするための機械、配管・配線、基部などで構成されたシステムのことです。設備そのものは表から見えるものではありませんが、住生活を支える重要なものです。また、IoTの加速、通信技術の向上により、近年は建築に占める設備の割合が大きくなってきています。

設備のなかでもTAKARAグループが専門とするのは、給排水衛生設備と空調換気設備です。生活の快適性や工場などにおける生産性の向上のため室内の空気環境を良好に維持する役割、また人の生活に欠かせない水を衛生的に利用するという使命を果たしています。

TAKARAグループが専門とする
給排水衛生設備とは?

トイレ、バス、洗面、キッチンなどの水回りに関する設備で日常生活に必要不可欠なものです。飲料水や、給湯、排水などのシステムが建物内で複雑な計算を元に、デザイン・配置・配管されています。人が快適かつ衛生的で安全な環境を保つうえで重要な設備です。

TAKARAグループが専門とする
空調換気設備とは?

近年の建築物の気密性と高層化からの空間の快適度数はもちろん、冷暖房などのエネルギーロスなく経済的にも配慮した、効率的で心地よい建築空間を創造するために大変重要な設備です。温度、湿度、空気清浄度など目には見えない空気ですが、これもまた緻密な計算とデザインで設計施工が行われています。